【EDH】土地が洪水のように溢れ出す
緑白の神ケイラメトラは、クリーチャーを唱えるたびに土地をタップインで戦場へと連れてくる、独自のランプ能力を持つ統率者です。
クリーチャー主体のデッキで土地加速を半自動化し、マナ差で圧倒してゲームの主導権を握ることがテーマになります。
本記事では、
- どう勝つか
- どんなカードを積むか
- どのようにゲームを運ぶか
を具体的に解説していきます。
■ ケイラメトラの基本戦術
ケイラメトラの強みは以下の3つ。
- クリーチャーを唱えるだけで土地が伸びる
- 統率者除去に耐性（クリーチャーになりにくいかつ破壊不能）
- カラーアイデンティティが強力（白の回答力 × 緑のパワーブースト）
この特徴から、プレイ方針は自然と “クリーチャーを使った連鎖／再利用” に寄っていきます。
■ デッキの中心コンセプト
① クリーチャーを連打して土地を伸ばす
ケイラメトラの能力は「初回だけ」ではなく、唱えるたび誘発します。
つまり、軽いクリーチャーを回し続けるほど土地が伸び、重いフィニッシャーへ安全につながります。
優秀な低コストクリーチャー（ETBで仕事をするもの）
- 《エルフの神秘家 / Llanowar Elves》
- 《極楽鳥 / Birds of Paradise》
- 《楽園のドルイド》
- 《花崗岩の魔道士 / Stone-Seeder Hierophant》
- 《不屈の追跡者 / Tireless Tracker》
- 《水蓮のコブラ》
- 《Tireless Provisioner》
- 《Sakura-Tribe Elder》
クリーチャーでキャントリップするカード
- 《エルフの幻想家/ Elvish Visionary》
- 《神憑く相棒 / Spirited Companion》
- 《魅惑的な王子 / Charming Prince》
これらで「唱える→土地が伸びる→また唱える」のサイクルに入ります。
■ 勝ち筋：ケイラメトラデッキの主要プラン
① フィニッシャーを叩きつけて圧殺
大量のマナを使えるので、重いフィニッシャーが採用できます。
- 《創造の座、オムナス / Omnath, Locus of Creation》
- 《希望の天使アヴァシン / Avacyn, Angel of Hope》
- 《原初の報い、ガルタ》
- 《エメリアのアルコン》
- 《ゼンディカーの報復者》＋《倍増の季節》
- 各種大型エルドラージなど！
とくに《ゼンディカーの報復者》はケイラメトラの土地連打と非常に相性がよく、後続の土地で植物軍団が膨れ上がります。
② エンチャントサポートによる制圧
緑白は優秀なエンチャント支援が豊富。
- 《Cathars’ Crusade》
- 《Aura Shards》
- 《Felidar Retreat》
クリーチャーを出し入れするだけ で強化したり置物を破壊していったりと驚異的なな動きが可能に！
③ 無限マナ・半無限ループによる勝ち
ケイラメトラは土地が増えすぎるので、無限に寄せなくても “無限ぽい動き” が自然にできます。
代表例：
● 《Whitemane Lion》＋ケイラメトラ
→ マナが続く限りクリーチャーを唱えて土地が伸びる
→ アンタップインで土地が出るようにしたり、マナ軽減など条件が揃えばデッキ内の土地をすべて出し切れる！
● 《雲石の工芸品 / Cloudstone Curio》コンボ
クリーチャーAを唱える → 土地が伸びる
クリーチャーBを唱える → 土地が伸びる
AとBを入れ替え続ける
土地がどんどん増えていき、最終的にマナが溢れ、フィニッシャーへ一直線。
■ キーカード：デッキの屋台骨
● 《雲石の工芸品》
ちょこっとコンボデッキへ寄せたい人は必須級。重量級のエルドラージなどの再利用にも
● 《Kor Skyfisher》などのセルフバウンスクリーチャー
唱えたとき誘発を存分に活用。
● 《スカイクレイブの亡霊》《拘留の宝球》《剣を鍬に》
白の除去で盤面を整える。
ケイラメトラは除去が薄いと一気に失速します。
● 《太陽の指輪》《緑の太陽の頂点》《召喚士の契約》
爆発力UPのセット。
■ 実戦でのプレイング方針
● 序盤
攻め急がない。土地と手札を整えるターン。
- マナクリーチャー
- ETBでドロー
- ケイラメトラを出す準備
目標：ターン4までにケイラメトラを出す
● 中盤
“土地加速 → クリーチャー連打 → 手札補充” のサイクルへ。
- 毎ターンクリーチャーを1～2体唱える
- 必要なら除去で盤面整理
- フィニッシャーを探す
- クリーチャーを守るカードを構える
ここで一気に差をつけるフェーズ
● 終盤
フィニッシャーの投下。
ケイラメトラは土地が伸びているので、だいたい他のプレイヤーより 5～10マナ多い状況になっています。
- 天使軍団
- 重量級の連投
- 大量トークン
- エンチャントフィニッシュ
勝つルートが複数あるのが強み。
無限トークン、無限ライフ、無限ドローとなんでもできるよ
■ デッキの弱点とケア方法
● 弱点1：アーティファクト／エンチャントへの依存
→ 《帰化》《活性の力》《英雄的介入》など対策厚めに。
● 弱点2：青系のカウンター
→ クリーチャー密度を高くして「着地の回数」で勝つ
→ 《Guardian Project 》で手札を切らさない
● 弱点3：追放除去に弱いシーン
→ 呪禁付与やケイラメトラを顕現させないなどでしっかり守ろう。
バウンスクリーチャーで信心をゲリラ的に変更するプレイも
■ まとめ
ケイラメトラは見た目以上に“ガチ寄り”の統率者で、
クリーチャー主体のランプ戦略でじわじわ勝つタイプのデッキです。
魅惑の森があれば数ターンで勝てるポテンシャルももっています。
- クリーチャー連鎖で土地加速
- 土地の枚数差でリソース勝ち
- クリーチャー／エンチャントで勝ち筋を複数持つ
- コンボも視野に入れられる
緑白を使いこみたい人にとって、ケイラメトラは非常に魅力的で、構築の幅も広い統率者です。
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