
《Lion’s Eye Diamond》
0マナアーティファクト
「起動コストとして手札をすべて捨てる:好きな色1色のマナ3点を得る(ソーサリータイミング)」
黎明期のパワーカードとして名を残しつつ、レガシーではストームの血肉となったカード。
しかし EDH では「どうやって扱えばいい?」と疑問を抱くプレイヤーも多い。
今回は “100枚デッキでのLEDの価値” を、カジュアル~cEDHまでしっかり掘り下げて解説する。
■ 1. LEDはEDHで強いのか?
→ 強い。ただし、使い手を選ぶ。
LEDは単体で見れば “手札全捨てという重すぎる代償で得る爆発的な3マナ”。
普通のデッキで使うとハンドレスになり、その後の立て直しが難しい。
しかし EDH では以下の理由により価値が大きく跳ね上がる:
● ① 統率者という「絶対に手札に戻るカード」が常に存在する
統率者をキャストするための爆発的なマナ加速として使える。
特に
- 軽い統率者(1〜3マナ)
- 統率者が手札消費を補填できる
- 統率者を出したターンに勝ちに絡める
こういったデッキとは相性が抜群。
● ② 墓地利用が強いフォーマット
EDHは墓地から回収できるカードが多いため、手札を捨てるデメリットが薄い。
● ③ ストーム・ブリーチ系の爆発力が高い
1枚で3マナ以上を生むコンボデッキにおいて、LEDは本物の宝石。
■ 2. LEDが輝くタイプのデッキ(EDH版)
◆ ① Underworld Breach(死の国からの脱出)系コンボ
LEDと最も有名なEDHコンボパートナー。
《死の国からの脱出》 + 《LED》 + 任意のドロースペル
→ 手札を捨てても墓地で再利用でき、3マナが毎ループ生成される。


代表的なループ:
- 死の国からの脱出を出す
- LEDで3マナ出しつつ手札全捨て(OK)
- 墓地から「3マナ以下でカードを引く呪文」を脱出
- またLEDをキャスト
- 無限に近いストーム数+マナが生まれる
- 《思考停止》などで勝利
cEDHで最も見られるLED活用法。
◆ ② コマンダーが”ソース”になるデッキ
● 常智のリエール

捨てることはメリットである。7ドローしながら3マナ生める。
● 《大いなる歪み、コジレック》

手札を捨てるデメリットを、統率者側のリソース能力で補填可能。除去してもらいたい統率者No.1
● アトラクサ(スーパー・フレンズ系)
プレインズウォーカーを早期に複数着地させるための0→3加速。
● 《真実の解体者、コジレック》

手札が消えても唱えたときに補充できる2
◆ ③ マッドネス・脱出・再活性・フラッシュバック・墓地利用デッキ
LEDは「手札を全捨て」が“むしろボーナス”になることもある。
例えば:



- Anje Falkenrath(マッドネス)
- Chainer, Nightmare Adept(クリーチャー再活性)
- ミジックスの熟達(呪文再唱)
- Dredge気味のゴルガリ系
墓地に置いた瞬間からスタートラインが広がる。
■ 3. LEDと合わせると危険なカード
● Underworld Breach(鉄板コンボ)
上で説明した通り、EDH最強格。
● Wheel of Fortune / Wheel of Misfortune


手札全捨て → チャージ → 輪で7枚補充。
「LED→Wheel」は海外では“Red Hollow One Move”と呼ばれる。
隣にブリーチがあれば墓地を1枚増やしながら7ドローを連打できる。
● Yawgmoth’s Will(ヨーグモスの意志)

廃棄した手札がすべて資産化する。LEDは使いまわせない。
● Echo of Eons(永劫のこだま)
LEDでマナ出しつつ、これを墓地に捨て、フラッシュバックで7枚リフレッシュ。
レガシーの定番コンボがEDHでも生きている。
●直観

3枚サーチして対戦相手が選んだ1枚を
手札にし残りは墓地へ。
雑食するもの、グロルナクがいれば確定3枚サーチ
直観からLEDとセヴィンの再利用と死の国からの脱出を指定。
どれが手札に来てもブリーチを着地できれば無限ループを開始できる。

1マナ重くなるが、こちらでも始動可能。
ライオンの瞳のダイアモンド》+《オーリオックの廃品回収者》+《動く死体》or《Dance of the Dead》or《ネクロマンシー》

オーリオックの廃品回収者の効果でLEDを何度も回収して有色マナが増えていく。
無限マナの注ぎ先は墓地の歩行バリスタや彩色の宝球の大量ドローなどへどうぞ



■ 4. カジュアルEDHでも使えるのか?
結論:間違いなく使える。ただし、デッキに“物語の理由”が必要。
たとえば:
● 統率者が安く、手札を失っても仕事をする
● デッキ全体が墓地中心
- 黒赤リアニメイト
- 青赤スペルループ
- ゴルガリ・墓地偏重
● 一撃の爆発力を求める
- ジェスカイ・ウィーラー
- イゼット呪文ストーム
- モノ赤《ベルマクス》系
こういったデッキでは、LEDは実際にゲームを回す“起爆剤”として非常に優秀。
■ 5. EDHでLEDを採用する際の注意点
● ① 早すぎる起動は禁物
「手札全部捨てたけど、やることがない」
──これはLED初心者あるある。
使うのは
“キャストに結びつく瞬間”
または
“墓地がそのまま手札に変換される局面”
と覚えておくと事故がない。置いておくだけで土地フルタップ後も対応できたりする。
● ② 謙虚なアーティファクト破壊に弱い
起動前に割られるとただの0マナ置物。
基本的にはターン内に起動するため、晒しっぱなしにしない。
● ③ デッキコンセプトが必要
LEDは単体で強いカードではない。
“LEDが入っている理由”を構築段階で明確にすること。
■ 7. まとめ:EDHにおけるLEDは、爆発を生む宝石である
EDHはハンドリソースがとても重要なフォーマットだ。
その中で 手札を全捨てするという行為は、常識的には重すぎる。
しかし、
- 統率者の存在
- 100枚フォーマットの墓地利用
- ストーム/ブリーチの伸びしろ
- 爆発的なフィニッシュターン
これらが噛み合うと、LEDは一気に“宝石”へと変わる。
LEDは、使い手を試しつつも、使いこなした者に強烈な一撃を与えてくれるカード。
あなたのデッキに入るなら、
その瞬間はおそらく“勝ちの前触れ”になるだろう。
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